日本大学教授 呉 川 |
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北京オリンピックまでのカウントダウン掲示板 |
中国の中央テレビ(CCTV)に、“奥運来了”という特別番組がある。ここでいう“奥運”は、「オリンピック」の意味を表す略語である。英語のOlympicの音訳語は“奥林匹克”(アォリンピイコォ)で、「競技大会」は中国語で“運動会”(ユンドォンホィ)なので、オリンピックの正式名称は“奥林匹克運動会”である。しかしそれでは長すぎるということで、“奥運会”(アォユンホィ)と短縮され、さらに“奥運”に省略されただろうと推察される。ちなみに、北京五輪組織委員会のことは“北京奥組委”という。
北京オリンピックの3つの理念の1つとして、“緑色奥運”というのがある。北京を緑化するという意味かと聞かれて、私は思わず苦笑してしまった。“緑色”というのは近年、無公害・エコロジー・環境保全といった意味が込められた流行語なので、“緑色奥運”とは、「人と環境にやさしいオリンピック」にしようという意味である。
ところで、8月8日から24日の17日間北京オリンピックが開催された後、9月6日から9月17日まで、もう1つのオリンピック「パラリンピック」が北京で開催される。その名は、“残奥会”(ツァンアォホィ)。これは、“残疾人(ツァンジレン・身体障害者)奥運会”の略である。というわけで、今年は中国の“奥運年”(オリンピックイヤー)ということになる。
なお、日本では「オリンピック」のことを「五輪」ともいうが、これは日本の新聞社が考案した略語であり、そのまま筆談に用いても通じないだろう。オリンピックのシンボルマークである五色の輪は、中国語で“五環”(ウホァン)といい、オリンピックの旗は“五環旗”(ウホァンチ)というのである。
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